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問4.安威川ダムの場合、市街地にきわめて近い位置に建設されることから、上流のダム湖周辺で豪雨時や地震時などに大規模な地すべりが発生した場合のことを考えると心配ですという声を聞きます。どんな被害がどの程度おこる可能性が考えられるのでしょうか。また一方、いつおこるかどうかわからない地すべりのことをいちいち気にしていたら、何もできないという声も聞きます。どのように考えたらいいのでしょうか。
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ダム下流域の茨木市など五市が被害に 答 大規模な地すべりが発生して、安威川ダムの堤体を越流すれば、ダムに貯水されている大量の水が洪水となって、下流の茨木市域はもちろん高槻市、摂津市、吹田市、大阪市域なども襲うこととなります。 <経済性優先の開発の見直しを> |
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問7.大阪府は、ダム計画で立退を余儀なくされる生保地区住民の代替用地について、馬場断層の真上の幅数メートルは道路や公園など公共用地に利用するので、万一の場合でも被害は少ないと説明しています。本当でしょうか。
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代替用地の方がより危険 答 極端な場合、活断層の真上に家を建てると家が引き裂かれる可能性もあるわけですから、真上に家を建ててはいけないことは間違いありません。アメリカのカリフォルニアでは活断層の上やすぐそばには建物を建てることが法律で規制されています。 |
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しかし地震の揺れによる被害についてみれば、真上さえさければ、大幅になくなるとはいえません。なぜなら直下型地震のゆれは地下十キロ以上の深い所からくるので、数メートルどころか数十メートル離れても、揺れの大きさにはたいした違いはないからです。大阪府も「被害は少ない」といっても、「被害はない」とはいっていないはずです。 <阪神大震災の教訓を生かして、十分な検討を> |
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