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《一口に百年確率降雨といっても、雨の降り方で予測流量の数値は三倍も変わります(表一参照)。したがってその中から、妥当な数値を選択し、より有効な治水対策を決定する事が重要です》 結論から言えば、安威川本川も総合的な治水対策で、国の基準(建設省砂防技術基準[案])でいう、「百年に一度」程度の洪水に対応する方法は十分可能です。 たとえば、安威川の百年確率予測流量を、あとで詳しく述べる建設省砂防技術基準(案)の「実績降雨群による百年確率計算流量のカバー率70%」の数値を採用しますと、表二のように大正川合流前地点では流量毎秒1050立方メートル、相川地点では毎秒1400立方メートルとなります。この70%カバー率の流量は大正川合流前地点でいえば、過去百年の最大実績流量(昭和42年災害時)の約1.4倍となり、安全性のかなり高い数字です。 |
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各基準地点における計画対象16洪水および人工降雨のピーク流量の計算結果 (「安威川全体計画書」による) |
![]() 表二 計画対象16洪水の計算ピーク流量とカバー率との関係 |
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![]() 表三 各基準地点における計画対象高水のピーク流量表(単位:立方メートル/sec) (「安威川全体計画書」による) |
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そしてこの予測流量をクリアーする治水対策の具体的方法として、乱開発の規制や貯留施設の設置など流域全体の保水能力の維持・向上、河川改修計画の見直しによる流下能力の向上、およびとくに安威川の場合、下流は天井川で、全流域の四分の一の地域がポンプで強制排水しなければならない地形になっていることから、内水排水ポンプ場(八ヶ所、計画排水量毎秒280.11立方メートル)の洪水時における排水の調節やポンプ場周辺の土地利用の規制など、総合的な治水対策を進めることこそ、流域全体の治水の安全度も高める、一石二鳥の方法です。 とくに安威川の河川改修は進み、42年当時に比較しますと河道流下能力は2.7倍となり、当時程度の豪雨なら十分耐えられるようになっています。大阪府は「大正川合流前地点で、毎秒1000立方メートル以上の河川断面の確保は困難」と言いながら、「安威川全体計画書」では、「断面に比較的余裕があること」を考慮して「複断面形(図四)の横断面形とした」と述べており、さらに一定の拡張の余地も残されていると思われます。 |
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![]() 図四 複断面河道 低水路と高水敷からなる複断面河道では、高水敷を削減・削除すれば流積を増加させることができる。 |
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《解説》 そこで大阪府は図五のような、三つの百年確率計画降雨を比較対照して、この中から表三のように、各基準地点の流量が最大になる人工降雨を採用し、そしてその流量と表二のように既往の代表的十六降雨を百年確率に換算した降雨量による流量と比較して、「両地点の百年確率予測流量は、十七降雨すべての予測流量を100%カバーし、安全度が高い」としています。しかしカバー率の高い数値を採用して、ダム建設を進めることが流域の治水の安全度を高めることにならないのは、最初に述べたとおりです。 |
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![]() 図五 計画対象降雨(「安威川全体計画書」による) |
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